消化器系の病気で入院すると、数日間の絶食を言い渡されることがあります。そんな時に美味しそうな食べ物を見せられるとかなりつらいですよね。今回は絶食中に親しい友人からそんなつらい目に遭わされた経験のある私の知人、Aさんから聞いたお話です。

まさかの真実

ほどなくして友人から来た返事は、意外なものでした。
「ああ、あの子Aちゃんの彼氏に告ってフラれたみたいだよ! その腹いせじゃない?」
「ええー! 聞いてない!」
Aさんは全身から力が抜けるような気持ちになりました。

その後彼氏に確かめたところ、Aさんが入院した日に例の友人から告白されたけれど断ったことや、療養中のAさんがショックを受けないように、告白されたのを黙っていたことを伝えられました。

その友人は翌日もやってきましたが、匂いの強い食べ物を持ってくるのは非常識だと看護師さんに叱られ、それ以降は来なくなったとのこと。

もちろん退院後、Aさんはその友人にと距離を置いたため、二度と会うことはありませんでした。

フラれて悔しかった気持ちはわかりますが、その腹いせで病人を苦しめるような人間は、フラれて当然という気もしますね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています

ltnライター:齋藤緑子


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