お菓子作りが好きな人は、自分で作ったものを職場などの周りの人に配る機会もあるのではないでしょうか。今回は手作りケーキが原因でとある人の裏の顔が見え、ゾッとした経験のある私の知人Tさんに聞いたお話です。

まさかの場所で発見

「あ、あれだ!」
Tさんと同僚が社内を探してみると、なんと他部署のイケメン営業マンの机の上でケーキの箱が発見されたのでした。

しかも「良かったら食べてね」と違う女性の名前が書かれたメモと一緒に。

その女性は営業マンと同じ部署のお局様で、他の女子社員には冷たく接するくせに、イケメンや若い男性には超ぶりっ子をすることで有名な女性でした。
「良かったら食べてねじゃないでしょ! まるで自分が作ったみたいに」
同僚がそのメモを剥がそうとしましたが、Tさんはなんだか怖くなったのでそれを止めました。
「平気で人のもの盗って、他の人にプレゼントするなんて人怖いよ。もうほっとこ。ケーキはまた作って来るしさ」
逆恨みを恐れたTさんはそのまま引きさがりました。

その後その女性は、イケメン営業マンが机の上に置いていたハンカチや歯磨きセットなどの私物を盗み、自分の机の中にコレクションしていたのがバレてクビになりました。

どうやらイケメン営業マンに恋をしていたらしく、なかなか振り向いてもらえないのでせめて私物を手に入れたいと思った末の犯行とのこと。なんと自宅を突き止めて待ち伏せなどもしていたようです。

もしあの時自分が抗議していたらどうなっていたかと考える度、Tさんは背筋に冷たいものが走るような気になったそうです。

好きな人に振り向いてほしいという気持ちはわかりますが、君子危うきに近寄らずと言いますし、思いが募って周りが見えなくなっている人に関わるのはやめておいた方が安全ですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


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