これは筆者が体験した、ご近所さんの親切心に困ってしまったお話です。「車を買い替えるなら、一緒に選んであげる!」とディーラーについてきたご近所さんに、私が疲れ果ててしまった理由とは?

ディーラーで販売員が苦笑してしまった理由とは

当日一緒にディーラーに行くと、「あれは燃費の悪い車種だから〜」「あの車の色は流行らないから〜」と薄い情報を大声で私に伝えながら車を見て回るAさん。

他のお客さんが見ている車に「この車は形が古くさいわね!」と言った時には、恥ずかしくて顔から火が出そうでした。

その様子に販売員の人も苦笑い。私は小声で「ご迷惑かけてすみません」と謝ることしかできませんでした。

さらにAさんがやたらと外車を勧めてくるので、「外車がお好きなんですか?」と聞くと「乗っている私も気分がいいじゃない♡」と言うのです。

(たまに乗せるご近所さんのために、外車なんて買えないわよ……泣)

挙句の果てにAさんは「今成約すればウン万円相当のカタログギフトがもらえるキャンペーンやってるって! 今日新しい車買って商品分けましょうよ!」と提案してくる始末。

気疲れがピークに達した私は「今日は帰りましょう!」と少し強めに言って、Aさんを連れてディーラーを出ました。

Aさんはよほど楽しかったのか、私が不機嫌なのを気にも止めず「車見に行くとき、また声かけてね! 一緒に選んであげるから♡」と興奮冷めやらぬ様子で帰っていきました。

悪い人ではないのですが、Aさんとはそれ以来、深く関わらないよう適度に距離を保って近所付き合いをしています。

最後に

「一緒に選んであげる」とは親切心で言っているというよりも、自分好みの車を選びたいだけなのでは……と感じてしまうエピソードですね。

自分の好みを他人に押し付けるのは、良くないですよね。欲しいものがあれば、自分でお金を貯めて買うのが正解でしょう。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N

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