既婚男性と不倫をしている独身女性の中には、「いつか奥さんと別れて自分と結婚して欲しい」と思っている人もいるのではないでしょうか。今回はそんな甘い夢を抱いて不倫していたものの、思わぬ結果になってしまった経験のある知人のRさんに聞いたお話です。

突然の発表……

上司とRさんが結婚の約束をしてから2年の月日が流れました。

しかし上司はいつまで経っても奥さんと別れてはくれず、相変わらずRさんとは誰にも見られないよう、人目を忍ぶデートを繰り返すばかりです。

「でも、約束してくれたしな」
何度も別れようとは思いましたが、Rさんはその度に上司が結婚の約束をしてくれたことを思い出して、別れるのを思いとどまっていました。

そんなある日、Rさんは信じられない報告を同僚から聞くことになりました。
「ねえ、社内報見た? 〇〇部長(Rさんの不倫相手)が受付の女の子と結婚したらしいよ!」
「え…… 何それ、どういうこと?」
「前の奥さんとはとっくに別れてたみたい。やっぱ部長も若い子がいいんだねー。なんかショック」
Rさんは耳を疑いました。何なら先週もRさんの部屋で会ったばかりなのに、上司の口からは離婚や結婚という単語など一切出て来なかったからです。

上司が結婚したという相手は、受付嬢をつとめている若い美人です。2人の結婚が記された社内報を確認し、Rさんは上司のいる部署に走りました。

「〇〇部長、ご結婚おめでとうございます」
いきなり部屋に飛び込んできたRさんの形相に、部長はマズい、という顔をしました。そして他の誰にも聞こえないよう、Rさんにささやきました。
「悪かった。彼女、妊娠してるんだ」
Rさんはショックのあまり、その後の記憶が確かではないそうです。

いつのまにか自分とその女性が二股をかけられていたことや、自分は選ばれなかったという事実がRさんの胸に突き刺さりました。

しかし不倫という許されない関係を続けていたのは、自分であることも事実です。Rさんは上司に相談することなくすぐに会社を辞め、上司の連絡先をブロックしたそうです。

不倫は相手の家族を傷つけるとともに、いつか必ず自分も傷つくことになるということを忘れてはいけませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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