不倫は誰かを不幸にしてしまう行為であると同時に、自分自身をも傷つけてしまうリスクを抱えています。けれど不倫の最中に当事者がそれを自覚することはなかなか難しいようです。今回は不倫の末、大切なものを失ってしまった知人から聞いたエピソードをお届けします。

「嘘でしょ……」予想外の事態に

もちろん、言われた人たちはドン引きです。
でもその時の私は、「最終的に結婚するんだもん、別にもう言ってもいいでしょ♪」と軽率に考えていました。

しかし事態は予想外の展開に。
なんと、離婚直前に上司がまさかの心変わり!
「やっぱり長年連れ添った妻や子どもに愛情があり、離婚はできない」と言われてしまったのです。

さらに、「お互いのためにも、別れよう」とまで……!

軽率な行動が招いた結末は?

私はなんとか説得しようとしましたが、上司の決心は固く、結局私たちはお別れすることになりました。

そもそも、彼が家族と過ごした時間や、奥さんとの繋がりに、ただの不倫相手である私が敵うわけはありません。
それにも気付かず「略奪したい」だなんて、思い上がりも甚だしいということに、その時になってやっと気付きました。

でも、いくら反省しても後の祭りです。
不倫の事実を自ら言いふらしてしまった私に周囲の目は冷たく、恥をかくと同時に、何人かの友人も失うことになりました。
会社にも居づらくなり、結果的に私も上司も退職することに……。

最終的に結婚できれば不倫が許されると思っていた自分が、今では信じられません。
それほど世の中は甘くありませんでした。

まとめ

不倫は自分自身をもボロボロにしてしまう行為ということは、すべてが終わってからでないと自覚できないものなのかもしれませんね。
その時は周りが見えないのかもしれませんが、安易に不倫沼にはまってしまうと、たくさんのものを失いかねません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの

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