育ちはどうあれ、一生懸命努力してきた人間を蔑む権利は誰にもありません。施設出身の筆者の友人・O乃は結婚後に義母から嫌がらせを受け続けます。O乃に酷いことを言い続けた義母の真意とはどのようなものだったのか、O乃から話を聞きました。

理由

O乃の義母は、学歴に対するコンプレックスを抱えていました。
夫のN樹も義母も高校中退のため、最終学歴は中卒でした。さんざんバカにされたり蔑まれたりしたことを、深く恨みに思っていたと言うのです。

『施設で育った子供は十分な教育を受けていない』という勝手な偏見を持っていたO乃の義母は、「N樹がした苦労を孫にはさせたくない。せめて孫は大学を卒業してほしい。」と思っていたことがO乃につらく当たる理由でした。

その後

N樹からO乃の学歴の話を聞いた義母は、今までのように嫌味を言うことはなくなりました。
しかしN樹が言うには、義母から連絡があり「自分が今までさんざんバカにされて、N樹のことでも出来の悪い母親だと罵られた。高学歴の嫁にバカにされたくない。」と話したといいます。

O乃は、学歴をひけらかすようなことは一切していません。
義母がこれまで苦労したことはわかりますが、だからといって嫁にあたっていい理由にはならないですよね。自分の勝手な偏見で、孫の誕生も素直に喜べない義母とは、うまくやっていく自信がないそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K

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