今回は私の実家で起こった、盗難トラブルについてお話しします。実家に泊まりに来ていた人が犯人だと疑われたが、実は……!?

「私じゃない」と泣く婚約者。では犯人は誰?

「本当に私はやっていません」と泣きじゃくるAちゃん。
その姿は、とても演技には見えませんでした。

一方、それまで静かだった姉が、突然鬼の形相になり「こんな子が家族になるなんて無理!」とAちゃんを責め立てる姿に、違和感を覚えた私。

ふと、家の庭にリビングが映る向きに設置された防犯カメラがあったことを思い出し、こっそり父にお願いして映像を見せてもらいました。

そこには母のハンドクリームを手にとり、周りを見回した後に持ち去る姉の様子が映っていたのです。

すぐに姉を問い詰めたところ、「Aちゃんの顔が昔自分をいじめていた先輩にそっくりで、弟と結婚して欲しくなかったから、Aちゃんが盗んだように見せて印象を悪くしたかった」と白状しました。

不自然に減っていた私の化粧品も、Aちゃんが無断で使った風に見せたくて、姉が捨てたとのことでした。

その後、弟とAちゃんは無事に結婚しましたが、あの事件以来姉は実家から追い出され、弟夫婦が来るときには帰省させないようにしていると母から聞きました。

最後に

過去にトラウマがあったとしても、無関係の人を傷つけていい理由にはなりません。過去の思い出を思い出してしまうのが嫌、という気持ちはわかりますが、それがどうでもよくなるくらい、素敵な人生を送ることを考えた方が幸せになれるのではないでしょうか。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N


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