社会人になりたてのころ、それはそれはたくさんの事務的なミスをやらかしてきた私。今回は私の実体験から、ミスが重なりとんでもないところに電話をかけてしまった話を紹介します。

一瞬フロアがザワついた……

すると、電話口から爆笑する声が聞こえてきました。そこで私は「そりゃ繋がらんわ」と状況をやっと理解。なんと、同期が付箋に書いてくれた電話番号は自分の会社の電話番号だったのです!

自社の電話番号を覚えていなかったので、それに気付かず私も電話してしまい……。遠くの席で私からの電話を取ってくれた先輩は、ニヤニヤしながら終始こちらを見ていました。先輩の周りの席にいるほかの人たちも何が起こったか分かったようで、大爆笑。

デスクに置いていた名刺が原因だった

ABC株式会社からの電話を取った同期のK子は、焦った様子で「私、やらかした?」とすぐさま私の席に駆け寄ってきてくれました。電話番号が間違っていたことを伝えると謝罪してくれたので、わざとではなかったようでホッとしました。その後、先輩や周りの社員を含め、みんなで笑い合いました。

ほかのお客様から自社の電話番号を聞かれることもあるため、受話器のそばに自分の名刺をいつも置いているK子。このときは間違えて名刺に書いてあった電話番号を書いてしまったそうです。

この事件があってから、私もK子もしっかりと自社の電話番号を暗記しました。その後、入社から13年ほど同じ会社で働き、多くの後輩を見てきましたが、自分のデスクから自分の会社に電話をかける人は1人もいませんでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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