気に入っていたお店でも、あることが原因で行かなくなってしまった……というような経験はありませんか? 今回は、知り合いから聞いたある店から受けた残念エピソードをご紹介します。

店が商品を売ってくれない!?

店に着くと、息子が「買ってくるから店の外で待ってて!」というので、私は店から少し離れたベンチに座って待つことにしました。なかなか戻ってこないので心配していたら、息子はしょんぼりした顔で手ぶらで戻ってきました。

どうしたのか聞くと、店員さんが商品を売ってくれなかったと話しました。詳しく聞くと、買うと決めていた商品を見つけて店員さんにショーケースから出してほしいとお願いしたが、見本品だから出せないし売れない、次の入荷がいつになるかもわからないなどの理由を並べて、注文は受けられないと冷たく断られたと言いました。

「子どもだし、お金なさそうに見えたかな……。他の人たちは試着とかしてたんだけどな」

私も一緒に店に行こうか?と言っても、心が折れてしまった息子は嫌だと拒否。せっかくだしご飯を食べて帰ろう! と焼き肉に誘い、私の母にはLINEで事情を説明しておきました。

接客態度に違いが……

すると、店を出ようとした頃に母がやってきて、落ち込む息子を連れてブランドショップに向かいました。上得意の母を見た店員は笑顔で迎えましたが、後ろにいた息子を見て驚いた様子。孫だと紹介されると、顔色を変えてペコペコする店員に、
「孫が1人で来た時は、商品も見せてくれないし、売ってくれなかったんですって? 私の孫はこの店に不釣り合いだって言うの? 客を差別するとは何事かね!」と一喝。

騒ぎを聞きつけてやってきた店長は大慌てで、なんとか母の機嫌を取ろうと必死でしたが、「二度とここでは買いません!」と言い放ち、そのまま帰ってきました。

その後も何度も母の元へ連絡がきていたようですが、怒った母はスルーし少し離れた別の店舗で購入するようになりました。忙しかったなど何か理由があったのかもしれませんが、それまではいいイメージのお店だったにもかかわらず、店員が客を選ぶような店だとわかり、残念な気持ちになりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kato Rira

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