いつもきれいな部屋にしていたいと思っても、つい洋服や小物が増えて散らかってしまうことはありませんか? そんな時に急な来客があったりすると焦ってしまいますよね。片付けが苦手な私の知人Jさんは、散らかった部屋を片付けようと工夫したのですが……? 何があったのか、Jさんから詳しく話を聞きました。

甥っ子の暴挙

「いらっしゃいませ!」
「あらー、キレイにしてるじゃない!」
義母と義妹は目隠しの布のおかげで、キレイに片付いたように見えるリビングを見て言いました。

「こんにちは!」
甥っ子は元気よく挨拶をしたあと、案の定家の中を探検するといって走り回ります。
「もう、ちらかしちゃダメよ」
「まあ、好きにさせてあげましょ」
余裕ぶってそう言ったものの、Jさんは内心ヒヤヒヤしていました。

「あ、クマさんだ!」
甥っ子が目隠し布の上にあるクマのぬいぐるみを発見し、ちいさな手を伸ばします。
「あー!!!」
ぬいぐるみが5歳児には少し高いところにあったため、甥っ子が転びそうになり、その拍子に目隠し布を引っ張りました。
「あ、ヤバい!」
甥っ子は転ばずに済んだものの、目隠しの布はずるりと落ちてぬいぐるみや写真立てが床に転がり落ち、ごちゃごちゃのカラーボックスが丸見えに。

「えっと……なんか、ゴメン」
義妹が気まずそうに目隠しの布を拾いました。
「忙しいとは思うけど、お片付け、頑張ってね」
義母に少しあきれ顔でそう言われ、Jさんは顔が熱くなるのを感じたそうです。

その後Jさんは片付け上手の義母にみっちりと整理整頓を仕込まれ、今はとても片付いたお部屋で暮らしているそうです。

やはり付け焼き刃の目隠し収納ではすぐにボロが出てしまいますね。普段から整理整頓を心がけましょう。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.