公共の場で他人に親切な振る舞いが出来る人を尊敬しているのですが、中には親切にした事でモヤモヤッとしてしまうことも少なからずあるようです。今回はそんなモヤッと体験をすることになってしまった、筆者の知人Mさんから聞いたエピソードをご紹介します。

最後まで文句を言われてしまった

(これはやってしまった)と思ったMさんは、「あ、すみません」と言いながら座り直そうとしました。するとそのご婦人は「ちょっと! 座るわよ。」と言いながら、結局Mさんから奪うようにして座席に座ったのでした。

Mさんが恥ずかしさ半分、落ち込み半分でつり革につかまって立っていると、ご婦人が降りる駅になったようで、席を立ち上がりました。その時にMさんを見て「不愉快だわ」と言い捨てて、電車を降りていったのです。

まとめ

「親切にしようとしただけで、こんなにも色々と言われてしまうなんて」Mさんは親切の難しさを痛感したようです。けれど、もしも電車が揺れて、ご婦人が転んでしまったら、ケガをしていたかもしれません。事故を未然に防いだと思えば、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。席を譲るには、勇気と優しさが必要です。その両方を持ち合わせていたMさんを私は素敵な方だと改めて感じました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり

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