大好きな彼に手作りのお弁当をリクエストされたら気合が入りますよね。しかし、せっかく作ったお弁当を喜んでもらえず悲しい思いをした人もいるようで……。今回は私の実体験を紹介します。

お弁当を食べた彼は……

お花見当日の朝は6時に起きて、唐揚げを揚げたり卵焼きを焼いたりして、お弁当を仕上げました。

しかし、実際にお弁当を食べた彼は味がイマイチだと感じたのか、すべてのおかずを一口ずつ食べただけでほとんど手をつけなかったのです。しかも、「卵焼きは甘くないとダメでしょー」「(温めただけの)ミートボールが一番うまい」などと言われてしまいました。私もあまり食べる気になれず、中身が詰まったままのお弁当はずっしりと重く……。

愚痴を聞いてくれた外国人イケメン男性

彼の発言にムカつき、またかなりショックを受けた私。彼には急遽予定が入ったと嘘をつき、帰りは別々に帰宅しました。

気持ちが沈んだまま乗った帰りの電車で、たまたま隣に外国人の男性が座りました。男性に話しかけられたので、30分ほど話しているうちにその日あったことをついつい話してしまいました。

それまで年上の彼のことが大好きだったのですが、隣に座った男性に「僕なら絶対に空っぽにする。お弁当を作ってくれたことに感謝するべき!」と言われ、確かに私が反対の立場なら絶対にそうすると思いました。お弁当を作ったことに対して彼からは「ありがとう」の一言もなかったことも思い出し、さらに落ち込む要因に……。

結局、彼とはお花見デートを最後に破局。本当に美味しくなかったのかもしれませんが……。ワガママかもしれませんが、何かしら感謝の言葉が欲しかったと思ってしまいました。そして、電車で出会った外国人の男性とは、帰り際に番号を交換していたのでその後付き合うことになりました。恋愛には、色々な形があるものですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K


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