男らしく、女らしくという考えは、多様性の時代にはそぐわないもの。しかし、未だにそういった考えを持っている人が多いのも現実ではないでしょうか。筆者の知人Aさんの舅は、Aさんの息子Cくんに「男らしくしろ」という価値観を押し付けていたそうです。それに対しCくんが放った一言とは…?

小学生になったCくんが舅に言い返す

Cくんが小学生になっても、舅は相変わらずCくんが男らしくないことが気になるようです。

「もう小学生なのに、そんなナヨナヨでどうするんだ! もっと男らしくしろ!」

いつもは舅の言葉に悲しい顔をするだけのCくんでしたが、この日は違いました。

「ぼくは男らしいより、自分らしくいたいんだ!」と舅に対し、はっきりと主張したのです。言い返されると思っていなかった舅はびっくりした様子。

はっきりと自分の意見を伝える様子が、図らずも舅の思う“男らしさ”とも合致したようでした。

自分らしく生きる息子を見守りたい

Cくんが自分の意見を舅に伝えて以降、舅の口から「男らしくしろ!」という言葉が出ることはなくなりました。Aさんはこれからも、自分らしさを大事に生きるCくんのことを見守っていきたいと強く感じています。

さまざまな世代、さまざまな考え方の人と暮らす現代社会。これからも考え方の違いに苦労することはあるかもしれませんが、Cくんの自分らしさが守られるように、Aさんは全力を尽くすつもりといいます。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶

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