子どもの反抗期に頭を悩ませている親は少なくないでしょう。しかし周囲に助けられることや、ハッとするような対応で癒されることもあるのではないでしょうか? これは筆者の家庭で起きた息子の反抗期にまつわるエピソードです。

見事な切り返し

事の経緯を見ていた私が息子に注意しようとすると、母が私を制してニコニコしながらこう言ったのです。

「●●(息子)、アの位置が違うよ~」

私と息子は一瞬「?」となりました。
でも母が続けて言った言葉に納得しました。

「ババアじゃなくてバアバだよ。」

器のデカさ

確かに普段、息子たちは母のことを『バアバ』と呼んでいました。
『バアバ』と『ババア』……。
息子は怒るのがバカバカしくなり、久しぶりに大きな声でゲラゲラと笑い出したのです。

でも母はきっと『ババア』と言われてショックだったはず。
でも孫に怒鳴られても怒ることもせず、見事な切り返しを見せた母に頭が下がりました。

まとめ

それ以来、息子が母に八つ当たりをすることはなくなりました。
きっと『ババア』と言ってしまったことを、彼なりに後悔していたのだと思います。

反抗期のときは、正論を振りかざしてもなかなか分かり合えませんよね。
母のようにゆったりとした気持ちで、ユーモアを交えて話ができるようになりたいと心から思った出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K


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