これは私が体験した母との間に起こったエピソードです。娘を思っての母の行動が、私にとっては心地よいものではなく……?

母の行動がヒートアップ

しばらくして母は「お金はお母さんが出すから、不妊治療を受けよう。」と病院を予約した様子。母の心配する気持ちや、早く孫が見たいという気持ちもわからなくはなかったため、素直に親切心を受け取り通院を始めました。

多い時は週に何度も病院へ行ったり、服薬や注射をしたりと治療は楽なものではありません。いますぐに子どもが欲しいという気持ちになれていなかった私にとっては、禁煙や禁酒もつらいものでした。

しかし、これまでの治療費を負担してくれて心配している母に、通院を辞めたいとはなかなか言い出せずにいました。

結末

結局1年間通院しても子どもには恵まれず、ストレスが溜まる一方。ついに母に「治療がつらいから通院を辞めたい。」と打ち明けました。

母はそれ以上強要することはなく、「また治療を再開したいときには、遠慮せず頼ってね。」と言ってくれました。母が私のことを思ってしてくれたことだとは理解しています。ですが、それからしばらく経った今も、気乗りしない通院がトラウマになってしまったため、いまだに妊活する気持ちにはなれていません。いまは自分の好きなように過ごすことを優先に、ゆっくりと気持ちに向き合いながら、赤ちゃんを迎える心の準備ができたらと考えています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A


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