ルッキズムという言葉をご存じでしょうか? いわゆる「外見至上主義」で、外見でその人の価値を決めてしまうというものです。悲しい事に、この外見至上主義による差別はまだまだ後を絶ちません。筆者の友人A子さんから聞いた、ルッキズム差別のエピソードをご紹介します。
画像: ftnews.jp
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ギャルになりたい! ふくよか体型の友人の夢

私が高校生の頃、仲が良かったA子さんはかなりふくよかな体型でした。
性格は底抜けに明るいので、イジメなどとは縁がなく、友人も多い人でした。

そんな彼女の憧れは、がっつりメイクに派手な服の「ギャル」。
放課後に友人達にメイクをしてもらうと、かなりギャルっぽく変身できたのです!

A子さんは嬉しくなって、そのまま服を買いに行くことにしたのですが……。

明らかにおかしい店員の視線

初めてギャルの服屋さんに入ったのですが、「いらっしゃいませ!」の一声の後、明らかに店員がこちらを何度も見てくるのです。
店員の視線の先は、A子さん。
店員同士でアイコンタクトをとり、何度もA子さんを見ては苦笑いしていたのです。

それに気付いた私は、「もう店を出よう」とA子さんに声をかけました。
しかし、A子さんは店員の悪意に全く気付いておらず、

「これのXLサイズありますか!?」

そう元気よく店員に声をかけたのです。しかし……

馬鹿にされた! 悔しい思いのまま、店を出ることに

「うちのブランドはSとMしかないんでー! 大きいのもMまでしかないんでー」

半笑いのまま、A子さんの声に被せるように言ってきました。
明らかにA子さんの体型を馬鹿にした態度だったのです。
そんな対応にA子さんも気付いたようで、そのまま店を出ることになってしまいました。

翌日友人達に話すと、全員が大激怒!
笑って話すA子さんでしたが、間違いなく傷ついているはず。
彼女が落ち込まないよう、ひたすら皆で慰めたのでした。

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