知らない土地に行くと、その土地にしかないローカルルールがあり戸惑うこともありますよね。詳しくないからこそ、思い込みで行動しないようにしたいものです。今回は電車にまつわるトラブルを目撃したエピソードを友人が聞かせてくれました。

「この電車はね……」教えてくれたのは

それは、同じ車両に乗っていた小学生の男の子でした。

男の子は男性に
「雪が降ってるときはね、ここのボタンを押して自分でドアを開けていいんだよ! 全部のドアが開いたら雪が入ってくるし、みんなが寒いでしょ? はい、開けてあげるね! 外に出たら【閉まるボタン】を押してみてね」
と分かりやすく説明します。

勇気ある行動に感心

A子の地元は雪国で、この季節は積雪しているため、小さな駅では電車が停まっても自動でドアが開かず、自分でボタンを押して開閉しないといけないのです。

積雪に馴染みのない地域から来た人は電車のドアが自動で開くのが当たり前だと思っているため、戸惑う人も多いんだとか。

車内アナウンスでも放送されるのですが、男性は聞いていなかったのでしょう。
子どもに教えられ、男性は恥ずかしそうに「ありがとうな! 知らんかったわ!」と笑って降りていきました。

男性の大声に社内の雰囲気は一瞬凍りつきましたが、男の子の親切心で救われたそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの


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