持ち物で人をランク付けしようなんて、意味のないことです。筆者の知人Aさんのママ友は、Aさんが乗っている車を馬鹿にしていたそうです。しかし、実はAさんの車は馬鹿にできるようなものではありませんでした。Aさんから聞いたマウントママ騒動をご覧ください。

車好きのママ友との出会い

ある日幼稚園で行事があったときのこと、CさんはいつものようにAさんを貧乏人扱いしてきました。

「この後ランチ行かない? あ、Aさんは貧乏だから無理よね〜」

Aさんが黙っていると1人のママTさんが話しかけてきました。Tさんは車好きでAさんが乗っている車が気になって話しかけてきたのでした。

「Aさんの車かっこいいですよね。あの車、私もほしいんですけど、今価格上がっちゃって手が出せないんです〜」

Tさんの発言を聞いていたCは驚いた表情になり「あのボロい車、高いの? 嘘でしょ」と言います。TさんはCさんに対して「今手に入れようと思ったら高級車並みの値段しますよ。売っても相当な値段がつくはず」と言ってくれました

開いた口が塞がらないとはこのこと。Cさんは慌てふためき、その場から立ち去っていきました。

貧乏って決めつけないで!

Aさんの持っている車が資産価値のあるものだと知ったCさんは、その後Aさんに話しかけてこなくなりました。車好きのママ友もできて、Aさんは楽しく幼稚園生活を送れるようになったのです。

仮に、本当に貧乏で古い車に乗っていたのだとしても、誰かに馬鹿にされるようなことではありませんよね。Cさんも何か理由があってのことだったのかもしれませんが、家庭によって状況は異なるので、他人がどうこう言う問題ではありません。

Aさんの愛車は付き合わない方がいいママ友をあぶり出し、趣味の合う友だちを見つけてくれたのでした。Aさんは今後も誰にどう思われようと、好きな車を大切に乗っていくそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶

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