自分を良く見せようと見栄を張るのはいいけれど、見栄を通り越してただのホラ話になっている人もたまにいますよね。今回は見栄っ張りの姑のホラ話に巻き込まれた私の知人、Tさんに聞いたお話です。

娘の無邪気な一言

「おばあちゃん、そんなにおかねもちならパパにおかねあげて! いえのろーんでパパびんぼうだってないてたよ!!」
娘は姑の服の裾をひっぱり、いえのろーんと連発します。

「い、家のローン……」
ついさっき姑が現金一括と言ったばかりだったので、ご近所さんは全員気まずそうな表情。

「お茶が入りましたよー」
空気を変えようとお茶を持って行ったTさんでしたが、姑の顔をちらっと見ると、恥ずかしさのあまり真っ赤になっていたそうです。

その後、お姑さんは二度と家を買ってやったという話をすることはなくなったとのこと。

せめて現金一括と言わなければ、まだそこまで恥をかくことはなかったはずなのに。見栄を張りすぎたためにかえって大恥をかくこともあるんですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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