今回のお話は作者の知人に聞いた体験談です。
常時、お金持ちマウントをとってくる医者夫人にひと泡吹かせたエピソードになります。

運動会にて、お下がりのジャージをジロジロ見てきて

ある日、子供たちの小学校で運動会が開かれることになりました。
我が家は三人の子供がいるのですが、ジャージは上のお姉ちゃんのお下がり。
恥ずかしながら、洗濯のし過ぎでよれよれの毛玉だらけです。
そんなジャージを着ている二番目のお姉ちゃんを見て、お金持ちママ友はクスクスと笑い、「貧乏ってイヤね。新品も買えないのね」と子供たちがいる前で大声で言いました。

小馬鹿にされたことに腹が立つと同時に、子供たちに新品のジャージを買ってあげられないことが申し訳なく、とっさに言葉が出なかった私。
けれどその時、娘やママ友の子供たちが反論してくれたのです。

「捨てないで大事にしてるってことだよ」「モノを大切にしてるんだよ」と大きな声で反論してくれました。使い捨て主義のママ友は、タジタジの様子で居心地が悪そうにしていました。
まさか、子供たちに助けられるなんて。
真っ直ぐに育っている子供たちに感動し、思わずホロリときた運動会での出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター: 雲川 はるさめ


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