『日本語は難しい』とよく言われます。特に敬語は使い慣れない人にとって難しく感じることが多いかもしれません。ただビジネスパーソンとしては最低限の敬語を使えるようにしたいものです。これは筆者の友人・Nから聞いた研修を担当した新入社員のエピソードです。

逆鱗にふれたM

Mが現場に出てからしばらくたったある日、礼節・マナーに厳しい取引先の社長から、Mの上司にクレームの電話が入りました。

「あんなに人をバカにした態度の営業員は初めてだ! 今すぐ担当を代えろ! 不愉快だ!」と逆鱗にふれてしまったのです。

上司とMは一緒にお詫びに行ったそうですが、取引先の社長は一歩も譲らず。
「人が話をしているのに、わかったような顔をして「なるほどですね」なんて、こんなに人をバカにした態度があるか!」と担当者変更を余儀なくされてしまったのです。

なるほどですね

帰社後、上司にも怒られたMは自分の何が悪いのかよくわかっていなかったらしく、きょとんとした顔をしていたと聞きました。

研修担当としては、非常に歯がゆい思いをしましたが、今回のことでMが少しでも成長してくれると良いなぁと思っています。

ビジネスパーソンとして正しい敬語、正しい日本語を使う重要性を感じたエピソードでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K


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