何年も音信不通だった人から、突然連絡が来るとドキッとしてしまいますよね。大体そんな時は、ろくなことがなかったりするもので……。今回は、苦い経験をした筆者の実体験をお届けします。

モヤモヤしながら参列

結婚式当日。私は、新幹線で結婚式会場に向かいました。会場に着けば誰かに会えるだろうと思っていたのですが、そこに知り合いは0! 私はボッチ状態だったのです。

さらに、遠方から駆けつけましたが、残念ながらお車代もいただけませんでした。必ずいただけるものではないのは分かりますが、今まで参列した結婚式では、遠方の場合はお車代をいただいていたので、交通費の負担は痛かったです。しかも、地元の友人と紹介された人達には送迎タクシーを用意していた様子も見てしまい、重ねてショックでした。

でも一番衝撃的だったのはAの言葉です。披露宴でテーブルを回っていたAは、私の席にやってくると笑いながらこう言ったのです。

「まさか来てくれるとは思わなかったー! ウケるー!」

お世辞でも「来てくれてありがとう」くらい言ってくれるのかと思ったら、まさかの「ウケる」だと!? 私はこの言葉にムシャクシャしました。

結婚式が終われば関係は逆戻り

そんなAが結婚式に私を呼んだ理由は明白で、やっぱり人数合わせのためでした。新郎側のゲストが多かったので、どうしても自分のゲストを集めたかった、というのは理解できました。

しかし、大学の同級生枠は私たった1人だけ。いい人面しないで、利用されるくらいなら断ればよかったかもと思ってしまいました。

そんなAとは、結婚式後は「結婚しました」のラブラブ年賀状を送ってきたのが最後で、それ以降はまた音信不通に。翌年にこちらが年賀状を出しても、返信すらなしです。
久々に会った大学時代の友人に一連の話をすると、どうやらぞんざいな扱いをされたのは私だけでなかったようで、結婚式後に周りから距離を取られていると聞きました。高い授業料にはなりましたが、今後結婚式に参列する際は慎重に考えるようにしています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.