これは私が実際に体験した、旅行から帰る新幹線の中での出来事。理不尽な乗客とトラブルになりかけたお話です。

隣の席の乗客が……

旅先で歩き疲れていた私たちは、新幹線に乗り込むとスーツケースと手荷物を置き、すぐに座ろうとしました。

すると、反対隣りの席に座る乗客が私たちに
「おい! そのスーツケース、自分の席で動かないように持っておけ。うちの荷物は数百万の代物だ。ぶつけたら承知しないぞ!」と言うのです。

見たところ楽器のようで、その乗客の席の後方スペースにでかでかと置いてありました。

理不尽な要求の結末は?

私たちは荷物が多いことを考慮して、初めから一番後ろの席を購入しています。言われたとおりに自分の座席で持つには厳しいと判断しました。

スーツケースは固定できるようにロックができること、手荷物はフックに掛けたうえでほかの荷物と縛っていることを説明して、なんとか席後方のスペースに置くことが許されました。

その後数駅でその乗客は降りていったのですが、降りるまでは「なにかあったらどうしよう」と気が気ではありませんでした。

無事荷物も置けて問題なく帰宅できたのですが、そんなに高価なものを引っ提げて他の乗客に文句を言うくらいなら、最初からグリーン車やグランクラスの座席を購入すればいいのに……ともやっとしました。

同じ金額を支払って自分の座る席を購入しているのに、図々しい人もいるものですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A


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