LINEの誤送信をやらかしてしまうのと同じように、仕事中でも誤爆したり間違いをやらかしてしまうことがあるのです。今回は、仕事中にマルチタスクをこなしていたHさんからやらかしてしまったエピソードを聞きました。

あれ? これって、相手が、違う!

同僚とチャットしている途中から、今日のクライアントとのビデオ通話付きチャットでのミーティングが始まったので、一旦同僚とのやり取りはオフにして打ち合わせを始めました。
1時間程度のミーティングが終わってクライアントとのチャット画面を閉じ、さっきまでやっていた同僚のチャット画面に戻りアドバイスの続きを打ち込んでいました。
ある程度Hさんの考えを打ち込んで、ふぅ〜と一息ついてコーヒを入れにいき、自分のデスクに戻ってきてモニターを眺めていると、チャットの画面が何かおかしいことに気づきました。
「ん? これ、あいつじゃないぞ? ……あっ!」とHさんはとんでもない間違いをしたことに気づきました。
なんと間違えて同僚のチャットを閉じて、クライアントに相談事の返事をしていたのです!

送信取り消しをしようと思ったものの、もう既読がついていたので、(やってしまった……)と落ち込んでいました。
これは謝罪訪問しなければと思い、Hさんはすぐにクライアントに電話を入れました。
「いやいや、打ち合わせが終わったあと、すぐにメッセージが届くから何かと思って、失礼かと思いながらも読ませてもらったよ。君の仕事に対する真摯な取り組み方がわかって、私にとっても為になる誤送信だったよ。」とおっしゃっていただけたのです。
Hさんはそのクライアントからさらに仕事を任せてもらえるようになって、「誤爆しても良いことってあるものなんだな〜」としみじみ感じたのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり

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