筆者の友人は、男の子の孫だけにえこひいきする姑に困っていました。友人は小姑の孫くんのお誕生日会に参加するために、姑の家に行きました。友人の子は女の子ですが、姑は友人夫の兄弟の男の子の孫たちだけに、お小遣いをあげたりおもちゃを買い与えたりするのです。そんな姑を持つ友人から話を聞きました。

優しさに包まれた瞬間

なんと、Aの夫や夫の兄弟といった男性陣たちが、他の子と同じようにA子にプレゼントとお小遣いをくれたのです。実は大人たちは、これまでA子が差別されていたのをずっと気にしていたようで、A子へのプレゼントを「次に集まったら堂々と盛大に渡してあげたい」と予め用意していたんだそう。小姑たちも「私も女の子ほしいな〜。可愛い服とか買えてうらやましい♡」と言ってくれて、涙が出てしまいました。

そこへ、みんなの行動が気に入らない姑がやってきました。「女の子はお金ばっかりかかるんだから、なにもしてやる必要はない!」と声を荒げたのです。すると男性陣がこう言いました。

「みんな可愛いからみんな平等に」

皆の優しさに涙がとめどなく溢れ、温かい気持ちになりました。姑はイライラしながらAとA子を追い出そうとしたのですが、男の子たちが「一緒に遊ぼう」と声をかけてくれました。娘のはじける笑顔に心からホッとしたAでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:鈴木まさ美

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