日頃からお世話になっている大切な人の誕生日は、心からお祝いしたいものです。しかし、誕生日会を本人から催促されたら話は別で……。今回は、私の古くからの友人であるA子さんから聞いた、自分の誕生日会を催促してくる「かまってちゃん」な姑の話を紹介します。

長男がスカッと一言!

誕生日が近づくにつれて、詳細を詰めようと何度もA子に電話をかけてくる姑。
その日も、スピーカー越しに「お肉もいいわねぇ」と楽しそうに話す姑の声がリビングに響いていました。すると突然、そばで聞いていた10歳の長男が電話を代わり、こう尋ねたのです。

「ばあばさ~、なんでママの誕生日はお祝いしないの? プレゼントあげたことあるの? ないよね!」

その場が凍りつきました。長男は、自分が生まれてから10年間、祖母が自分の母親を祝う姿を一度も見たことがなかったことに、純粋な疑問を抱いたようでした。

言い返せない姑

電話越しに、なにも言い返せない姑。A子は、息子の放ったあまりに真っ直ぐな正論に、救われたような気持ちになりました。
後日、姑から「今年の誕生日会はいいわ……」と短い連絡がありました。結局、例年のような豪華な会はそれっきり。今では、ささやかなお菓子を贈る程度の、お互いに負担のない距離感に落ち着いています。

「お祝い」とは本来、相手を思う気持ちがあってこそ成り立つものです。自分の要求ばかりを押し付けるのではなく、まずは身近な家族を思いやる。そんな当たり前だけど大切なことを、息子の勇気ある一言が教えてくれた出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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