職場の食事会では、マナーをしっかり守りたいもの。今回は、知人のA子から聞いた赤っ恥エピソードをご紹介します。食事会で良かれと思ってやったことが、マナー違反になってしまいました。
画像: ftnews.jp
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気を遣う職場の食事会

A子が職場の食事会に参加したときのこと。堅苦しい食事会ではなかったけれど、上司も多く参加していました。
A子は参加者の中でも下の世代。強制されていたわけではありませんが、料理の取り分けやお酒の注文などを積極的に行っていました。

大皿料理が運ばれてきた

新しい料理が運ばれてきたとき、A子は戸惑ってしまいました。大皿料理がテーブルに置かれましたが、取り分け用の箸が添えられていなかったのです。
手元にあるのは、自分のお箸だけ。自分の箸で料理を取ることは、日本では直箸(じかばし)と言われ、マナー違反です。
それを知っていたA子は直箸を避けるため、箸を逆さに持って料理を取り分けようとしました。すると、それを見ていた先輩からストップがかかったのです。

マナー違反なの!?

先輩から「ちょっと! 自宅じゃないんだから」と注意されてしまったA子。
なぜ? と不思議がるA子に、先輩は箸を上下逆さにして使うことは「逆さ箸(さかさばし)」「返し箸(かえしばし)」と言われ、マナー違反とされていることを教えてくれました。
逆さ箸をすると箸の頭が汚れてしまうし、自分の手が触れた部分が料理に触れるので不衛生。A子の振る舞いを見た上司は苦笑いを浮かべていました。

また、箸先は人間、もう片方の箸先は神さまが使うものとされ、箸は神様と人をつなぐかけ橋と考えられているのだとか。箸の頭を使うのは嫌われる行為なのです。
直箸よりはいいだろうと思っていたA子でしたが、大失敗! 上司がいる前で赤っ恥をかいてしまいました。


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