留守の間にペットの様子を映し出してくれる、ペットカメラってとても便利ですよね。具合が悪くなってはいないか、悪さはしていないかを離れた場所からでも確認できるのです。今回はそのペットカメラがきっかけで、旦那さんの不倫に気付いた経験のある私の知人、Hさんに聞いたお話です。

後をつけてみると……

ある日Hさんはふと思い立ち、旦那さんが「今日は残業かも」と言って家を出た日を狙い、会社の前で張り込んでみることにしました。

「あれ……?」
定時を過ぎるとすぐに、足取りも軽く会社から出てくる旦那さんの姿が見えました。
「残業じゃないじゃん!」
Hさんは旦那さんに気付かれないようその後をつけていると、旦那さんは会社の近くのショッピングモールの前で、ひとりの女性と合流。

「これはクロだな」
ショックを受けつつ、Hさんは微妙な距離をとって仲睦まじく歩く2人の後についていきました。

「ねえ、今日も猫ちゃん見せて~!」
「しょうがないな、ほら」
2人はそう言って歩きながら、旦那さんのスマホ画面を2人でのぞき込みます。

そこでHさんはやっと、旦那さんがペットカメラを設置した理由がわかったのでした。
「浮気相手に猫を見せるために、ペットカメラ買ったのね……」

ペットカメラで仕返し

数日後、旦那さんはまた「今日も残業で遅くなる」と言って家を出ました。

「やっぱ作動してるな」
夕方になり、定時を過ぎるとすぐにまたペットカメラが作動するのを確認したHさん。

「うちの猫を見せてたまるか!」
さっと猫を抱き上げてペットカメラに映らないようにして、その代わりにカメラの前に1枚の立て札を立てました。

その立て札には大きく、「浮気者」の3文字が。

「あ、止まった」
ペットカメラが止まるのを確認した数十分後、旦那さんが慌てて帰宅しました。
「おかえり、今日は浮気やめたの?」
「やっぱ気づいてたのか……本当にごめん!!!」
旦那さんはすぐに浮気を認めました。先日の女性はマッチングアプリで知り合った女性で、猫が見たいと言われてペットカメラを買ったことも、全て白状しました。

その後旦那さんはすぐに浮気相手と別れ、今では本来の目的でペットカメラを使用しているそうです。

ペットカメラの作動で浮気がバレるとは、やはり悪いことはできませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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