最近では料理にハマる男性が増えているといいますが、毎日の家事のひとつという認識より、趣味の一環として料理をしている男性も少なくはありません。今回は私の知人Tさんに聞いた、男の料理にまつわるお話をご紹介しましょう。

愛娘からキツーいダメ出し

「これ、今からお母さんが片付けるの?」
「そうね、まあいつものことよ……」
「手伝うよ。でも、ちょっと待ってて」
娘さんはそう言って旦那さんの元へ走っていきました。

「ちょっとお父さん! 家に帰るまでが遠足! 片付けるまでが料理だよ!」
ソファーでくつろいでいた旦那さんに、娘さんが大きな声でそう言っているのが聞こえました。
「ご、ごめん……」
娘を溺愛しているといっていいほどかわいがっている旦那さんは、娘さんに叱られたのがよっぽどショックだったのか、慌てて台所にやってきました。

「俺が洗い物するよ」
「じゃあ私がコンロをキレイにするから、お母さんはゆっくりしてて」
旦那さんと娘さんは2人で協力して、荒れた台所を片付けてくれました。

それからというもの、旦那さんは食事を作るたびに片付けまできちんと済ませてくれるようになり、台所もキレイに使ってくれるようになったとのことです。

作ってくれるのはありがたいのですが、料理は片付けるまでが料理とは、本当によく言ったものですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


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