寒さのせいか、急な尿意を催し、ショッピングモールのトイレに駆け込んだ作者の友人。
そんな友人はトイレ内である違和感に気がつきました。なんと、荷物置き場のところにファスナーが開いているバッグが置かれていたのです。友人から何があったのか話を聞きました。

「開いてるー!! お財布取ったでしょ!!」

それから、大きな声でこんなことを言われたのです。
「ああっー! バッグ開いてる!! あんた、私のお財布取ったでしょ?」
「ええっ」と思わず声が漏れてしまいました。
「いいえ、私は何も」と身の潔白を言葉で表現しましたが、わかってもらえずに、
警備員がやって来ました。そこで、私は荷物を全部見せて、
ズボンのポケットの中とかも確認してもらって無実であることを証明したのですが、
それに費やした時間はなんと、小一時間あまり。
中年女性のお財布は、私ではない、誰かに取られたようです。
疑われても仕方のない状況ではありましたが、荷物を忘れた方が悪いですよね。
もちろん一番悪いのはお財布を盗んでいった誰かです!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:雲川 はるさめ


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