「たくさんあるから」「食べきれないから」昔からある”お裾分け”、あげるほうも貰う方も幸せな気持ちになれる素敵な文化だと思います。でも、中には一方的にクレクレしちゃう人もいるようで……。今回は、ママ友から聞いたお裾分けにまつわるトラブルをご紹介します。
画像: ママ友「余ってるなら、もらってあげる♡」【果物クレクレ攻撃】→ 見知らぬ家に突撃したが──!?

散歩で老夫婦と顔なじみに

私は3歳になる娘と夫の3人暮らし。出産を機に仕事を辞めて、今は子育てに専念しています。暑くても寒くても、体調が悪くなければ娘とご近所をお散歩するのが日課。いろんな場所を散策するうちに、声をかけてくれる顔見知りのおじいちゃんおばあちゃんも増えました。とくに仲良くしているのが、お庭で沢山の果樹を育てている上田(仮名)のおじいちゃん。娘を孫のように可愛がってくれて、庭で取れたレモンやぶどう、柿やさくらんぼなど、季節ごとにたくさんの果物をくれました。

お裾分けをくれるご近所さん

食べるよりも作るのが好きだという上田のおじいちゃんは、食べきれないからといつもたくさんくれるので、保存が効くジャムやお菓子を作って持って行くこともあります。そのたびに奥さんから今度は手作り野菜をお裾分けしてもらうなど、本当にご夫婦にお世話になりっぱなし。近くに身寄りのない私にとって、身内がいるようなかんじでした。

クレクレママにバレた!

ある日、公園でママ友に上田のおじいちゃんからもらったレモンをお裾分けしていたときのことです。顔見知り程度のママ友A子さんが話に割り込んできました。
「やっぱりー! ただでレモンとかくれるの?」
「え? いや、食べきれないからってたまに貰う事が……」
「あの庭が広くて緑だらけのデカい家でしょ? いつも思ってたんだよね~、絶対あんなに食べきれないって。またいっぱい貰ったら分けてよ! 貰ってあげる♡」
突然のマシンガントークに驚いている私達をよそに、なにやらご機嫌で帰って行きました。

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