「これ買って!」と子どもにおねだりをされるのは、親からすれば困るけれど可愛い光景ですね。しかしそれがよく知らない子からのおねだりである場合は、「親はどうした?」と思ってしまうのではないでしょうか。今回はよその子のおねだりに閉口した経験のある私の知人、Yさんに聞いたお話です。

無関心な母親

Yさんが心配になって追いかけてみると、Oさんの子は一緒に来ていた違うママ友にまたおねだりをしている様子。
「え、ダメよ。自分のママに言いなさい」
「じゃあいい」
断られるたびに、違うママ友のところへ走っていく女の子。Yさんは他のママ友と顔を見合わせました。

「あの子、ちょっと変ね」
「ほんと……お母さんはどうしてるのかしら」
さっきから姿の見えないOさんの姿を探してみると、なんとOさんは向かいの化粧品店でのんびり買い物中でした。

子どものことなどまるで気にしていない様子のOさんに、Yさんもママ友たちも困惑してしまいました。

その後、どの店に行ってもおねだりしてくるOさんの娘と、全く無関心なOさん。その姿を見てすっかりあきれ果ててしまい、初対面ながらも、Yさんとママ友たちはもうOさんとは距離を置くことを決めたのでした。

急ぎの買い物かなにかだったのかもしれませんが、子どもと買い物に来ているのに、自分の子が何をしているのかも知らずに自分の買い物ばかりをしていてはいけませんよね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


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