お気に入りの服って、多少きつくなってもなかなか捨てられませんよね。「痩せたら着られるかも」と思って置いておく人もいるのではないでしょうか。今回は私が経験した、お気に入りのスカートで起きた事件についてお話します。

無惨なスカート

椅子に腰かけた私のウエストのあたりで「ブツッ!」という音がしたのです。
「え……?」
恐る恐る自分のウエストを見てみると、なんと無理矢理とめたホックとファスナーがはじけ飛び、スカートが縫い目からパックリ裂けていたのでした。

「あぁぁぁぁ!!!」
思わず悲鳴を上げた私の元に同僚が何事かと飛んできて、一瞬で状況を把握したようでした。
「これ、腰に巻いて!」
同僚は肩にかけていたカーディガンを、サッと私の下半身に被せてくれました。

「あ、ありがとう」
カーディガンを腰に巻いて立ち上がった私。ホックがはじけ飛んだにも関わらず、私のお腹の脂肪のおかげでスカートが脱げることがなかったのがとても悲しかったです。

トイレで確認してみたところ、スカートは完全に裂けていて修理もできそうにない様子でした。無理せず痩せてから穿いたら、あと何年も着られたはずなのに。

きついスカートは、決して無理矢理穿いてはいけないと学んだ出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.