筆者が暮らしている地域は、ほとんどの子が公立中学に進学します。なので、中学受験組はかなり珍しい存在。そんな中で長女のクラスメイトAちゃんは、都内の有名私立中学を目指していました。Aちゃん一家は中学受験こそ正義! と突き進んでいたのですが……? 筆者の周りで起きた体験談をご紹介します。

公立中学の入学式、Aちゃんはボロボロの制服で現れる

その後Aちゃんの親は、3月の下旬になり慌てて公立中学の入学準備を始めました。

驚くことに、あんなに馬鹿にしていた同級生の親たちに「娘の中学受験でお金が無くなって……。制服のお下がりありませんか?」と連絡して回っていたのです。

Aちゃん一家はママたちから嫌われていたので、相手にする人は誰もいませんでした。

結局Aちゃんは、地元のリサイクルショップに売っていた色褪せたボロボロのセーラー服で公立中学に入学したのでした。

Aちゃんも、受験のストレスで精神的に追い詰められていたのかもしれません。

だからと言って、クラスメイトを傷つけて良いわけではありません。

子どもをここまで追い詰めた親の責任が一番大きいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子

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