ゆっくりと過ごしたいお正月に、アポなしで訪問されるのは困りますよね。それが気を遣う義両親だったらなおさらです。今回は、知人から聞いた正月の訪問エピソードをご紹介します。

キレた夫婦がある作戦に出た!

何を言っても無駄だと判断したA子とB男は、ある作戦に出ることにしました。
A子は義両親に「実はこの家、出るんです」と小声で告げて、作戦スタート。
「何が?」と不思議がる義両親に、A子は神妙そうな表情で「幽霊です」と告げました。
そう、2人は幽霊作戦を企てたのです。

「何言ってるんだ! バカバカしい!」と笑い飛ばす義両親。
幽霊を信じない彼らの反応は予想済みです。
そこから夫婦で協力して幽霊騒動を起こすことにしました。
トイレに入っているときに電気を消したり、無人を装った部屋から物音を立てたりと、不可解な出来事を人為的に起こしたのです。

「見えませんか? あそこに……」

次第に「この家は何かおかしい」と気づき始めた義両親。特に姑のほうはオカルトに弱く、そわそわとしたり、1人になるのを嫌がるようになりました。
ここで勝負! とA子は部屋の片隅をじっとみつめてつぶやいたのです。「あそこに白い着物を着たおばあさんがいるのが見えますか? 恨めし気にこちらを……」と。

そこで姑はギブアップ。「こんな気持ち悪い家にいられない!」と逃げ、舅も後を追うようにして帰って行きました。
A子とB男は、幽霊騒動で義両親の撃退に成功! やりすぎたかなとは思いましたが、たちが悪い人間は、ある意味幽霊より厄介なのかもしれませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田 愉子


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