2023年も残りわずか。ltnで今年読者から人気だった記事をご紹介するアンコール企画記事をお届けします。今回のテーマは、「電車内トラブル」。ltnライター:サンマ雲さんの友人が経験した、電車内で困ったエピソードをご紹介します。

席を譲ったらどうなの……?

何駅か過ぎ、乗車人数が増えてきました。
1人の中年女性が、私の前に立ちはだかり、こんな一言。
「あなた、若いんだから席を譲ったら、どうなの?」
周りに聞こえる大きな声でした。なんだか、叱られている気分になり、反射的に、パッと席を立ちました。「どうぞ」と言う勇気もなく、そそくさと乗降のドア付近に立ってやり過ごすことにしたんです。中年女性は、私が座っていた席に、どかっと腰をかけました。

少しして気分が悪くなり、視界が真っ白に

しばらくの間は、立って待っていることができたんですが、連日の疲れもあり、また、自分が貧血持ちだったこともあると思います。気分が悪くなり、吐き気を催しました。
そして、足元がおぼつかなくなり、視界が真っ白になったんです。
気が付いた時には、周りに人だかりができていて、
「おい、だいじょうぶか!?」と中年の男性に顔を覗かれていました。
「貧血です、大丈夫です」となんとか答え、座らせてもらいました。
私に、席を譲るように言った中年女性は、居心地が悪くなったのか、次の駅で逃げるように降車していきました。

まとめ

友人は今回の件で、体調が悪いときは周りの人に席を譲るように言われても、無理して立つ方が人に迷惑をかけてしまう可能性があることを学んだそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:サンマ雲

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