自分の育ってきた環境とは異なる義実家。中にはどうしても理解できない風習やしきたりに悩まされることもあります。これは筆者の友人・M子から聞いた義実家とのエピソードです。

驚きの発言

兄嫁はケガをしていたので、義兄が「救急車呼んだ?」と車に乗っていた姑と叔母たちに聞くと、何と「まだ呼んでいない」と言います。何を言うかと思ったら

「〇〇さん(兄嫁)が事故を起こしたから、この車にはもう乗れないわよね? 私たち早く行かないと遅くなっちゃうじゃない。面倒臭いわねぇ。」

呆れた義兄はすぐに救急車と警察を呼び、兄嫁は病院へ運ばれていきました。驚いたことに、姑たちは目の前にケガをした人がいるのに、自分達の事しか考えてなかったのです。

義実家で

兄嫁は検査も行うということでそのまま入院。葬儀が終わって義実家に集まったとき、義兄が全員に向かってこう言いました。

「あんたたちさ、〇〇(兄嫁)がケガしてるのに自分のことばっかりで、呆れるよ。今後一切、〇〇を運転手にすることは俺が認めないからな!」

普段温厚な義兄が怒ったことに、姑たちは驚いていました。しかし、急に私の方を見て

「〇〇さん(兄嫁)がダメでも、△△ちゃん(私)がいるから大丈夫ね!」

と言ったのです。

呆れた義家族

自分達が何をしたのか、なぜ義兄が怒っているのか……この人たちは何もわかっていないんだなと思いました。

「そういう問題じゃないだろ! △△にももう運転手はさせないからな!」と夫は大激怒!
義兄も「これからは付き合い方を考えさせてもらうよ」と呆れ果てていました。

嫁として義実家ができないことを助けるのは当然だと思います。
でも、あまりにも不当な扱いを受けることは、やっぱりおかしいのだと今回の件で納得しました。

それから義兄は我が家に遊びに来ることはあっても、兄嫁を義実家に連れて行くことはありませんでした。我が家も同じです。

姑からは未だにしつこく連絡が来ますが、これから先、孫が生まれても遊びに行くことはないでしょう。運転してくれていることに対して、感謝の気持ちくらい持ってもらいたかったですね。  

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.