ltnで2023年読者から人気だった記事をご紹介するアンコール企画記事をお届けします。今回のテーマは、嘘をついて不倫をしていた夫について。ひょんなことから旦那さんが手近なところで不倫していることに気付いてしまった筆者の友人Mさんのお話です。
画像: ftnews.jp
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マンションの1階上に住む友人

Mさんは当時、旦那さんと2人暮らし。旦那さんの職場から近い10階建てのマンションの5階に引っ越したばかりでした。

高齢の夫婦や単身者が多いマンションでしたが、Mさんの部屋の5階上である最上階にはMさんと同じくらいの年の女性、Hさんが住んでいます。

ゴミ出しをするときによく顔を合わせるのでMさんから話しかけてみたところ、Hさんは旦那さんが海外に赴任しているためひとりで暮らしていて、周りは高齢の夫婦ばかりなのでご近所づきあいもしておらず、寂しい思いをしていたとのこと。そのため同年代であるMさん夫婦が引っ越してきたことをとても喜んでいました。

「男手が必要だったらいつでも旦那を貸すわよ!」
Mさんがそう言うと、Hさんは「助かるわ」と言って笑っていました。

そして、ちょくちょくHさんはMさんの家に遊びに来たり、男手が必要な用事があればMさんの旦那さんがHさんのところに行ったりと、家族ぐるみで仲良く付き合っていました。

不審な休日出勤

引っ越してからは旦那さんの仕事が忙しくなり、休日出勤が増えたこと以外何事もなく平和に過ごしていたMさん。しかしある時旦那さんの給与明細を見て、休日出勤をしているのにもかかわらず、全く手当てがついていないことに気付きました。

「こういう手当は必ずつけてくれるはずなのに、どうしてだろう? 」
Mさんの旦那さんはいわゆるホワイト企業に勤めているので、休日出勤や残業の手当ては必ずつくようになっているはず。めったに休日出勤しないならまだしも、月に何日も土日をつぶして出勤しているのについていないのはおかしい、とMさんは不思議に思っていました。

「今週も土曜は出勤だよ、まいったな」
仕事から帰ってきた旦那さんは疲れているのか、大きくため息をついて言いました。Mさんはそんな旦那さんに手当のことを聞くのは気が咎め、黙っていることに。


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