先輩が後輩の指導をするのは仕事上必要なことです。
しかし「叱ること」自体が目的になって、なんでもかんでも指摘する人がいたら……。
今回はそんな人を黙らせた瞬間を目撃したという友人から聞いたお話です。

全部ウソだった!

「どこが間違っているかはわからない。」
と先輩が言い放ちました。

私は耳を疑いました。
間違っていると指摘したのに、どこが間違っているかわからないってどういうこと……?

「間違いそうだから、先に言っておいた」
などと言い訳を始める先輩。

ですが新入社員さんに
「さっき間違ってるって言ってましたよね? ウソだったんですね?」と強めに指摘され、先輩は黙ってしまいました。

私も何かおかしいとは思っていましたが、まさかミスをでっちあげる人がいるなんて信じられませんでした。

その後、先輩は上司に呼ばれていたので、おそらく注意されたのだと思います。

私は今まで「私が悪い」と思い込んで深く追求したことはありませんでした。
新入社員さんがおかしいと思うことをうやむやにせず追求してくれたことで、先輩のウソが明るみに出ました。

その日から「ちゃんとして!」がなくなりました。それにより業務量も大幅に減り、社内は平和になりました。

まとめ

この先輩は、「人に注意をすること」が気持ちよくなってしまったのかもしれません。
ですが、まさかありもしないミスをつくりあげるなんて……。
先輩らしく振舞いたいという気持ちもわかりますが、後輩のミスをでっちあげるのではなく、見本になるような仕事の姿勢を見せてほしいものですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい

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