公共交通機関は様々な人が利用するものです。そのためお互いに譲り合ったり助け合ったりするのが理想ですが、なかなかそうもいかない場面もありますよね。今回は電車内の席取りにまつわる面白エピソードを友人が聞かせてくれました。

受けて立ちますけど?

A子は昔から筋トレが趣味で、週に3日ジムに通ってマシンで本格的に鍛えています。

着やせするタイプなので普段は気付かれることはありませんが、実はかなりの筋肉質。
特に腕は鍛え上げていて、見事な上腕二頭筋が自慢なのです。

ある夏の朝、A子は普段のスーツ姿ではなくあえてタンクトップを着て家を出発し、そのまま駅のホームに立ちました。

ぶつかり常習犯の中年男性はA子の姿を見てギョッ……!
鍛え上げられた筋肉にひるんだのか、その日はいつものようにぶつかってくることはなく、A子のことを遠巻きに見ていたそうです。

A子は悠々と座席を確保。
しかし自分では座らずに、いつも中年男性に押しのけられて座れずにいた妊婦に「今日は座れますよ! どうぞ♡」と譲ってあげました。

まとめ

気まずくなったのか、翌日から中年男性は同じ時間帯のホームに姿を見せなくなりました。席取り合戦は終結し、お互いに譲り合える平和な雰囲気になったそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの


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