優先席はなんとなくお年寄りが座る場所というイメージがある人もいるのではないでしょうか。妊婦さんや怪我をしている人も利用してよいのですが、若いというだけでトラブルに発展することも。今回は、私の友人から聞いた優先席を巡るトラブルエピソードを紹介します。

ついに手を出そうとする高齢男性

高齢男性に袖を掴まれ、無理矢理席から移動させられそうになったのです。すると、近くに立っていたサラリーマン風の男性が「ちょっとちょっと、お父さん。それはあんまりなんじゃないか。この女性も骨折していてここに座る権利はあると思うけど」と注意してくれたのです。

高齢男性も負けじと、「私のような年寄りを差し置いて座るのはおかしいだろ」と主張しました。

「お父さん、これだけ怒鳴れるんだから、まだまだ若くて元気だと思いますよ」と諭された高齢男性はついに黙り込み、次の駅でそそくさと降りて行ってしまいました。

Bさんは「ありがとうございます。助かりました。」とサラリーマンにお礼を言い、そのまま無事会社に行けたそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:夏野ゆきか


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