時には、他人と比較して優越感を得ようとする行動が見られることがあります。自分の姑がそのタイプの人だったら、少々厄介です。今回は、友人のA子さんから聞いた、A子とA子の実家を見下す義母の話を紹介します。

温厚な夫がついに堪忍袋の緒を切る

A子の夫も、人のことを馬鹿にする癖のある義母には心底うんざりしていました。しかし、温厚な夫はこれまでずっと、A子に「ごめん、聞き流してくれ」と我慢を強いてきたのです。

しかし、お年玉マウントの件でついに夫の堪忍袋の緒が切れました。
その日の夜、夫は義母を前にして、静かに切り出しました。

「母さん。もう、A子とA子の実家を馬鹿にするのはやめて」
義母が「なんですって?」といつものように声を荒げようとした瞬間、夫は決定的な一言を放ったのです。

「母さんは知らないと思うけど、実は、今までお金が必要な時、うちを金銭的にサポートしてくれていたのは、A子の実家なんだよ。母さんはA子の実家を見下していたけれど、その見下していた相手に、私たちは助けられていたんだ」

夫は続けて、A子の実家が負担してくれていた費用の具体的な例を挙げました。

「息子の歯科矯正代やランドセル代、全部A子のお母さんが『孫のためだから』って出してくれてたんだ」

物静かなおばあちゃんに変化

金銭的な援助の事実を夫の口から聞かされた義母は、顔を赤らめてバツが悪そうな様子で、みるみるうちに物静かになっていったそうです。
義母は、歯科矯正代やランドセル代にいくらかかったか聞いてはきていたものの、結局支援することはなかったのです。それどころか、援助をしてくれていたA子の実家を見下す発言を続けていたのですから、その衝撃は計り知れなかったでしょう。

それ以降、義母がお年玉の額や、かかった費用をわざわざ聞いてくることは一切なくなりました。

夫の英断によって、A子は長年のストレスから解放されました。実家の財力は変わらず質素なベールに包まれたままですが、義母の態度は劇的に変化。A子にとって、この一件は、夫への感謝と、ささやかながらも大きな勝利となったのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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