日本人は礼儀正しいと言われますが、そのためか謎のビジネスマナーが登場することがありますよね。友人から聞いた謎マナーは、近年急増したWeb会議に関するものでした。私は聞いたときに思わず「面倒くさっ!」と言ってしまいました。

社外会議で取り入れると……?

社内だけのルールでとどめておけば良かったのに、A子の会社はそれを取引先との会議で行ってしまいました。
取引先に、席次マナーを守るために「ホストのビデオの順番に従う」機能を有効にするようにと事前に通知。会議開始時間も数分遅れた時間を指定し、A子側の社員は全員お辞儀をしながらお出迎えしたのです。
重要な取引先だったので、丁重な接遇を! と考えたのかもしれませんが、これが逆効果。取引先は「なんだこの会社……」とドン引きしてしまいました。

謎マナーが原因で契約打ち切りの危機!?

取引先は古い企業体質を問題視したようで、A子の会社は契約の打ち切られそうになりました。
社長は慌てて謎マナーを廃止し、取引先に謝罪。何とか契約は続行することになりました。

A子たち社員は、面倒なマナーから解放されてほっと一安心。
業務の効率化が魅力のWeb会議なのに、謎のビジネスマナーで阻害したら無意味ですよね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田 愉子

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