妊婦になると何かと周囲の視線が気になるもの。筆者の知人Aさんも妊娠しお腹が大きくなってから電車に乗ったら、鋭い視線を感じたそうです。その視線の正体は……? 妊婦のAさんから聞いた電車での事件を、早速みていきましょう。

何されるの? 立ち上がって近づいてくる青年

しばらくすると鋭い視線を送ってきた青年に動きがありました。立ち上がりAさんの方に近づいてくるのです。何をされるのかとびくびくしていたAさんでしたが、青年が発したのは驚きの言葉でした。

「よかったら座ってください」

青年は妊婦のAさんに席を譲ってくれたのです。Aさんは思わぬ出来事にびっくりしたものの、席を譲ってもらい座ることにしました。

親切には勇気が必要

青年はAさんがマタニティマークをつけていなかったため、妊婦かどうか確証が持てなかったそうです。さらに、席を譲るタイミングを見計らっていたら怖い顔になってしまったとのこと。

Aさんはマタニティマークってやっぱりつけなくちゃと反省するとともに、青年の視線を疑ってしまったことを反省したのでした。

鋭い視線を誤解されてしまった青年は気の毒ですが、困った人に手を差し伸べる勇気は見習いたいものです。ほんのちょっとの勇気を出して、誰もが優しくできたらもっと世界は優しさでいっぱいになるかもしれませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶

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