日々の忙しさで思わず子どもにキツく当たってしまい自己嫌悪……。こんな状況は親も子どもも辛いですよね。
知人から聞いたこの話は、そんな状況から救ってくれた小さな娘さんのお話です。

娘の涙ながらの訴え

娘は「うわ~ん!」と泣き出します。
私は娘を抱きしめ、「やめて!」と夫を注意し、娘を自室に連れて行こうとしました。

ですが娘が動こうとしません。
そして娘はボロボロ涙を流しながら、ゆっくりと話しはじめました。

「パパこないだはテレビ見るなって言ったのに、今日は見ろって言う。なんで怒られるの? パパ、私のこと嫌い?」

つたない言葉で、そう言ってさらに泣き出しました。

パパを怖がっていた娘にとって、すごく勇気がいることだったと思います。
そんな娘の気持ちを思うと私まで泣けてきました。

すると、娘の涙ながらの訴えに夫も心打たれたようで
「ううん、嫌いなわけがない。パパが悪かった。……ごめんよ。」と言い、今にも泣きそうな顔をしていました。

娘の勇気のおかげで家族に幸せが

娘のおかげで、その後夫婦で話し合うことができました。

その結果、上司に相談して前の部署に戻れることになり、つきものが落ちたように穏やかな夫に戻りました。

もちろん二度と怒鳴ることはなくなり、給料は下がりましたが家庭に幸せが戻りました。

まとめ

夫も妻も娘もきっと、みんな辛かったと思います。全員の気持ちが痛いほど伝わりました。
そんな家族を、娘さんの勇気が救ったステキなお話でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい

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