産休・育休は働く女性に与えられた当然の権利です。しかし会社の雰囲気からなかなか申請しにくいとお悩みの女性は多いのではないでしょうか。今回はそんな産休・育休取得で悩まされた私の友人Tさんから聞いたお話です。

嫌がらせに仕返し!

度重なる嫌がらせにも耐え、Tさんは出産ぎりぎりまで働き続け、そして定められた期間どおりの育休も取得しました。

「みなさん、長い間お休みを頂いてありがとうございました」
復帰したTさんに、パートさんたちは冷ややかな表情。またイジメてやろうと言わんばかりの顔つきに、Tさんは笑いを堪えながら続けました。
「産休、育休を頂いておいて何なんですが……3か月後には退社します!」
「ええっ!?」

Tさんは育休の間に転職活動をして、2人目のことも考え、産休、育休の取りやすい会社に転職を決めていたのでした。
「では短い間ですがまたよろしくお願いします」
開き直ったTさんの様子に、もうパートさんたちも何も言えない様子でした。

「自分が取れなかったからって、取った人を妬むのはおかしい! そんな会社にはもういられないと思ったの」
同僚に詳細を聞かれたTさんは、そう笑って答えました。

パート女性達は産休、育休を取れず悔しい思いをしたのかもしれませんが、取った人を責める権利はありませんよね。Tさんの潔い決断を応援したいと思います。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:緑子

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