筆者の知人Aさんから聞いた話です。Aさんの義実家は遠方にあるため、お盆や年末にのみ帰省をするという関係です。しかし、帰省の度に、姑からある嫌がらせを受け続けたことで、Aさんはイライラを募らせていったのでした。

あなたは私の味方じゃないの?

Aさんは隣にいた夫に「なんでこうなるの?」とボソッと呟きました。すると夫はAさんを無視して、姑の元へいくと……。

「そんなことないよ! みんなの健康のために、いつも美味しい料理を作ってくれてありがとう」

なんと夫は姑をかばったのです。さらに、

「お前なぁ、納豆が苦手なんて日本人として終わってるわ。母さんはお前に納豆を克服してほしいと思って、わざわざ料理に入れてるんだぞ」

とAさんを責め立てました。

それからも義実家で納豆を出されるたびに、「なんで嫌な顔をするんだ」と夫に悪者扱いされるAさん。さらに、それを見てほくそ笑む姑。

この流れに耐えられなくなり、Aさんは「もう義実家には顔を出さない!」と決めました。

会わなくても腹が立つ

その後、「俺は一週間くらい実家に帰ってるわ。お前は好きにやっておいて」と夫が一人で帰省することが増えたといいます。本当に嫌いなものを克服してほしいと思ってのことだったのかもしれませんが、Aさんは嫌がらせとしか思えなかったそうです。

楽でいいと思う反面、「息子を嫁から奪ってやった」と姑が思っていそうで腹が立つAさんなのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:はぴまる


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