知人のA子は、趣味の家庭菜園をママ友から心ない言葉でからかわれていました。ところが、野菜が収穫できると、そのママ友の態度は一変。A子がどのように対応したのか話を聞きました。

ママ友の態度の変化

そんなときに近づいてきたのが、以前A子さんをからかったC子です。「私にもちょうだい!」と野菜を欲しがってきました。
A子はC子のお願いをきっぱりと拒否。
「興味なさそうにからかってきたのは誰かしら。そんな人に分けることなんてできないわ」とC子に伝え、退けたのです。

それでもC子は「他の人だけずるい! うちの子にも無農薬野菜を食べさせたい! 余ってるならいいでしょ!」と諦めません。
A子は野菜を持ってくることを約束させられました。

ママ友に渡したものは?

後日、A子は約束通りC子にピーマンとミニトマトを渡しました。正確には野菜の「種」でしたが。
「はぁ!? 私が欲しいのは収穫した野菜よ!」と、当然C子は怒ります。
A子は「以前は家庭菜園をバカにしていたのに、今になって野菜を恵んでもらおうなんて、虫がいいと思わない? 野菜作りにどれだけ手間暇がかかるか知ってる? 人が大切に育てた野菜をタダで奪おうとするなんて、ひどいわね」とピシャリ。
「育て方の相談にはのってあげるから。頑張ってね!」と笑顔で告げて去りました。

その後、C子が渡した種で家庭菜園を始めることはなく、A子は「楽しいのになぁ、家庭菜園」と残念そうに言っていました。

私には、A子さんの行動が単なる「仕返し」ではなく、食べ物の大切さや、人の労働への敬意を伝えるためのメッセージのように思えました。家庭菜園の楽しさを知る人がもっと増えれば、食に対する見方も豊かになるのかもしれませんね。たとえC子さんが家庭菜園を始めなかったとしても、今回の出来事が、食の尊さを改めて考えるきっかけになれば嬉しいです。

ltnライター:愉子

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