混雑した電車内。女性専用車両であれば、痴漢行為に遭うことはあまり心配ないと思いますが、
必ずしも全ての路線に専用車両があるわけではありません。この話は筆者がまだ20代前半のときのこと。バイト帰りに経験した痴漢のスカッと話をお届けします。

その時です。
私の近くにいた、寡黙そうなおじいちゃんが、
「あんた、何やってんの!? 嫌がってるじゃないか、すぐにやめなさい!」と
大きな声で叱ってくれたんです。

痴漢男性は逃げるように次の駅で降りていきました。

おじいちゃんの一喝で痴漢男性は顔が真っ赤になっていました。ぱっと見、普通の男性。
スーツをきちんと着こなし、仕事をバリバリこなしそうな雰囲気の男性なのに、痴漢をするなんて……と思いました。

痴漢した男性は、次の駅が本来の降りる駅だったのかは分かりませんが、逃げるように降りていきました。私の方は、その次の駅で降りることになっており、助けてくれたおじいちゃんに、
「ありがとうございました。助かりました!」とお礼を言って電車を後にしたのでした。

他人を助けるのって勇気がいることだと思います。おじいさんは今でも忘れられない、私のヒーローです。

ltnライター:サンマ雲

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