知人女性F美は、頼まれた時だけ元職場の本屋で、アルバイトをしていました。
月1のペースで訪れるF美を見て、本屋で正社員として働くA子はマウントを取ってきたそうです。
F美から聞いたA子の仰天エピソードをご紹介します。

遂に、上層部が動いた!

そんなある日、仕事中にA子は店長から呼び出しを受けました。
「なんだろう?」と思ってA子が店長の元に向かうと、店長が厳格な面持ちで口を開きます。

「A子さん。他の皆から聞いたけど、F美さんに失礼な言動を繰り返してるんだって? 困るよ~。彼女は結婚を機に止む無く退職したけれど、そうでなければ、ずっと働いて欲しかったカリスマ社員だったんだから!」

今までF美のことを勝手に「時々しか働かないアルバイト」と見下していたA子ですが、とんでもありません!
F美は実業家の旦那さんを持つセレブ妻で、本当は働く必要など無いんです。
それでも店からの依頼で、快く働きに来てくれているのですから、寧ろF美には感謝するべきでしょう。

店長からの忠告に、赤面したA子は「申し訳ありませんでした」と店長とF美に深く謝罪しました。
そして人の好いF美は、快くA子のことを許してあげたそうです。

F美が幸福を掴んだのも、彼女の優れた人柄あってこそでしょう。

ltnライター:六条京子

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